2012年4月30日月曜日

4月29日 晴れ

今日はバイトのあとLauraとBob Marleyのドキュメンタリーを見に行った。今まで見たことのない映像や写真がたくさんあった。ジャマイカの山々は神々しく、男達はとても渋くてオシャレで、Bob Marleyはすばらしかった。すごく不思議なもので、あんなに彼という人物を追ったドキュメンタリーなのに、見た後もなんだかBob Marleyという人物が定まらないのはなんでだろうか。「自分の立場」や「影響力」や「音楽性」というミュージシャンが得に話したがることを、どうも上手にはぐらかす。平和と愛と結束のために音楽を作り続けた人なのに、ミステリアスで多くを語らず、いつも自分の世界に一人で居たのではないかと思う。ナイジェリアでのものすごくスピリチュアルなライブ映像とジャマイカのOne Loveコンサートが心に焼き付いている。どちらも神がかっていた。


今と昔を比べる訳ではなく、ボブマーリーと誰かを比べるわけでもなく、ただ、あそこまで国民的に愛され一つの音楽を広め、今でも誰もがひとつは口ずさめる歌があるという人はすごい。そして、自分のメッセージを心の底から信じて発する人のものには、圧倒的な力が宿る。ああいうものを見ると、音楽の力を信じずにはいられない。初めてヒップホップに出会ったときの、純粋な気持ちを思い出すことができた。やっぱり、良い音楽はすごいんだ。


自分の作るもの発するものを100%信じていけたらな、と思った。そして、そういうものに囲まれていたい。



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