2012年4月20日金曜日

I left my heart in D-town




さてデトロイト。久々に飛行機で旅行をしたせいか、旅の楽しさを長い間忘れていたことに気付いた。いい旅がどんなに自分の視野を広げるかを、よく思い出した5日間だった。

People's Recordsのブラッドとアンディーには心から感謝したい!ホントにいい出会いだった。夜ご飯を作ってくれたり、平日なのに朝の7時まで一緒に遊んでくれたり、デトロイトの街をガイド付きでドライブしてくれたり、レコードをいっぱい見せてくれたり、二人のおかげでもっとデトロイトを知ることができた!

マットもたまたまデトロイトだったので、おいしい場所と知る人ぞ知る名所をたくさん教えてもらった。すごく楽しかった。ああやって、人々をつなげるオープンマインドな姿勢は、アメリカ人だからなんだろうか。歳も性別もバックグラウンドも全然ちがう人が同じテーブルに座って食事して話したりするのは、とっても楽しい。

デトロイトでは、自分がとてもリラックスしていることに気付いた。新しい人と話すときも構えず緊張せず気を使わず、ただ自分でいられたような気がする。ニューヨークでは、そういう自分に気付いてもいなかった。

昨日マッカとどうしてデトロイトってあんなにいいんだろう、と話していたら、多分ヒップホップにとってのニューヨークがソウルにとってのデトロイトなんだろうね、ということになった。まだ、ピュアな形で一番よかった時代のものが残っているような気がするから。今はからっぽで貧乏な街に、エネルギーが満ちてすばらしい音楽が次々とうまれていった時代を思った。音楽好きにとって、デトロイトという名前は特別な意味を持って響いてくる。寂しいのに、その切なさがよけいにロマンチックな街だと思う。思い出すと、まだ胸がどきどきする。

また行くよ、その日まで!

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