2012年10月9日火曜日

10月8日 さむ!


10月8日

一気に寒い!なんちゅう寒さなのいきなり。

先週末はゆっくりしていた。金曜日は家でだらだーら。土曜日はスリフトに行って、ジェネレーションレコードに張り切って入り浸る。いいモダン&ディスコがいっぱいあって結構な収穫!ソウルもちらほらあって、まるでタダ同然みたいなお値段だった。それからAcademy Recordsに寄って、たまたまクリスと会ったのでそれから3人でベトナム料理を食べに!夜は衣替えをして、洋服の海に溺れそうになる。



日曜日は夜、bOb'sでパーティー。オスカーがゲスト!雨が降っていたけど、今までよりは一番人が入っていた。今日祝日だからかな?ThaisとKristinaが来てくれて、そのままピンクポニーへごはんを食べにいったらEvaが居て、久しぶりにカシミアガールズが集まった。久々に会ってもみんな相変わらず~!ああ、楽しいな。Thaisって何にでも一生懸命で大好き。Kristinaも面白すぎるし、Evaもテキトー!こうやってポンポンと事前に何も決めていないのにも関わらず色んな人に会えたりした週末だった。

今日は夜グリーンポイントのクリスのWarehouseにレコードを見に行く。財政状況は厳しいので、財布の紐はきつく締めとく!

2012年10月4日木曜日

10月3日 雨 いやな天気




10月2日

昨日は久しぶりに会社が休みだった。突然の予期せぬ休みほど嬉しいものはない!平日の休みはひどくテンションが上がる。週末ではできないこと、ずっとやりたかったけど後回しにしていた事などをいっぱいしようとやることリストを作った。まずはキッチンの片付け、、、早起きしてレコードをかけながらやったら数時間で終わった。それから、Ipodを直しに行って、家までずーっと歩き続けた。秋晴れで気持ちが良く、靴も歩きやすいのを履いてたので色々寄り道しながら歩いた。空気はきれいなわけないのに、秋の風はちょっとだけひんやりしているから空気が透き通ってるように感じる。獅子座は太陽に支配されているとこないだ知ったけど、もう日焼けして良い歳でもないのに太陽がたまらなく大好きだ。目をつぶって、まぶたが太陽で暖かいあの感じが一番しあわせ。


ニューヨークは歩く&寄り道する&そのへんの人とコミュニケーションをとる&座ってやすむ。これをただ繰り返すことで充分に街が楽しめる。色々な楽しみ方があるけど、これが自分に一番合っている。


夜はオスカーと11ストリートのバーへジャズを聴きに!色んな種類の人たちがあつまっていて、すごく良いバーだった。ジャズを難しい顔をしながらドレスアップして聴いている群衆が苦手だったけど、このバーはもっとローカルで、リラックスしていて、皆も時々友達と話しながら楽しんでいたり、一人で来てワイン飲みながら本を読んでいたり、そんな自由でパッチワークのような雰囲気がよかった。ニューヨークではあまり見ないけど年とったバーテンダーがいるバーが好き。

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何もかも「人それぞれ」で「人の自由」であることは大前提として、私はそれでも、全ての事に関して意見がある。好き嫌いを示す。それを声にする。ジャッジメンタルという人も居るだろう。親しい人の間で、そういう考えを口にするのは構わないと思う。別にこわいことなんてない。ってなんとなく昨日思った。


2012年9月25日火曜日

大好きなButch



まだCashmirで働いている頃、ブッチは毎日やってきた。新人の私になかなかエスプエッソを作らせてくれなかった。私はブッチの前でしばらくいつも緊張していた。世界的な音楽家だと人から聞いて、楽器を弾くのかと聞いたら何だと思う?と言って、しばらく教えてくれなかった。何をしているのかと思ったら指揮者だった。あんなにおしゃれな人は見たことがなかった。いつもの、あの丸い眼鏡とモロッコで買った靴と、オーダーメイドのコーデュロイのベスト。黒はコンサートのときしか着ない。夏はいつも白を着ていた。 


ブッチはいつもふざけたことばかり言っていたのに、自分のショーになるとオーラを変えて自分の世界を作りあげる。オーケストラがブッチの子供であり、細胞であり、戦隊であるような旋律を描くとき、ブッチのつくるその空間は宇宙みたいだった。私には少し難しい音楽を、ブッチは眉をひそめながら流れを描くように導いていた。演奏が終わると、いつものあの顔でやってきた。あの、はじけるような笑顔で。 



私が新しいレストランのArcaneに移っても、旅をしているとき以外、ブッチは毎週やってきた。一人でバーに座って、時々世界中の友達を連れて。空港に行く前。旅から帰って来た途中。いつもブッチは入ってくるとこっちを見て、大きくてしっかりしたハグと挨拶のキスをくれた。そして、私に何か変化があると遠くからでもすぐに分かった。ブッチは、何でもわかった。失恋したときも、仕事でうまくいっていないときも。ブッチの選ぶ言葉はいつも適切で、極度に私が落ち込んでいたときにくれた言葉を、今もずっと心の支えにして覚えている。二人でフルトンモールの生地屋に行ったことも、スリフトストアに行ったことも。



 病院で今日会ったブッチは、いつものブッチだった。思っていたよりも元気で、本当に、あのいつもの。おしゃれな洋服だけは病院の患者の服に変わっていた。でも、素敵なスカーフを巻いていつものサンダルをはいていた。一度に二人までしか面会できないというのに、面会の人が続々とやってきて、Thaisと3人で限られた短い時間を過ごした。ブッチにお別れを言うとき、あのいたずらな目が覗いて、それを見たらもうダメだった。


誰にとっても特別で、寛大でユーモアがあって、時々厳しい芸術家。ブッチにはいつもブッチのリズムがあってそれに鼓動するように人が集まっていた。いつも。今日も、病院でも。ブッチありがとう。

2012年9月20日木曜日

9月19日 秋晴れ



昨日はホテルデルマノ。デルマノはいっつも楽しい。昨日はソウルを中心にかけた。やっぱりお客さんの反応があって、バーテンダーもみんな気持ちよく仕事していて、自分たちが好きな曲を思い切りかけれるのが一番!それにいいサウンド&ダンスが加わればなお最高。「いいね!」と少なくとも一度は一晩で言ってもらえることを目標に頑張っている。いいねと言ってもらえないと頑張れない。モチベーションが上がらない。そのことを、私たちは「押切もえ現象」と呼んでいる。なぜなら昔、かの有名なJJモデル(キャンキャンだっけ?)が「いつもかわいいと言われないと嫌なんです」と言ってたことに由来する。やっぱりそうだよね〜じゃなきゃつまんないもん。松浦弥太郎も自分の書く文章に対してそんなようなこと言ってたから、みんな心のどこかに押切もえを隠し持っているってことか。


今日は、パリから1年ぶりにもどってきた前のルームメイト&友達のThaisとご飯!うれしい。いつも二人で、頑張ろうね!とメールしていたけど、それを実行できてる自分でいるかどうかはわからない。ま、とにかく嬉しい!多分Avenue Cと6ストリートのオーストリアレストランかな。二人とも食べるのが大好きなので、レストランにこれからまたいっぱい行けるね!

2012年9月7日金曜日

Matthew Africa



不思議な一日だった。


オークランドに住む大好きなDJ、Matthew Africaが今日交通事故で亡くなった。
今日の午後、新しくブログにアップされていたミックスを仕事中に聴きながら、
それがものすごくよかったので、何ヶ月かぶりにメールを送った数時間後に
そのことを知った。今日の午後はなぜか、そのミックスを聴きながら
何も知らずにMatthew Africaのことをずっと考えていた。
次会ったときはこんな話をしよう、とか。

Matthew Africaのことは、
3年前にどうしてもほしい曲を調べているうちに
彼のブログにたどり着いてその存在を知った。
どのミックス&紹介されている曲もセンスがずば抜けてすばらしく、
普段はそんなこと滅多にしないのにいきなりメールを打った。
ニューヨークでDJにきたときも見に行って、
ミックスがあがるたびに、CDを見かけるたびに、
それがどれだけ良いかどういうところが好きか、度々メールを交換していた。
いつもあの穏やかで丁寧な雰囲気そのままで
「ありがとう!」と返事を返してくれた。
直接関わったことはほんの一瞬だったけど、
心の中ではメンターのように、尊敬していた。
レアなレコードを集めているソウルやファンクのDJは
彼くらいのレベルになると、
新しい気持ちで色々な音楽にオープンでいるのは
すごく難しい事だと思う。
Matthew Africaが特別かっこよかったのは、
オークランドのローカルで下品なラッパーから
60年代のスーパーレアなソウルまで
すべて同じ様に紹介してくれたこと。
そして音楽を単純に、ただ愛していたということだった。
その姿勢から、どれだけ学ぶことができたか計り知れない。


Old Friendsというミックスに入っていた
Friday, Saturday, Sundayの一曲を聴くと
涙が止まらなかった。
好きで好きで初めて買った高いレコード。
ヘッドフォンでじっくりと噛み締めるように
ひとつひとつの音をきいた。
彼がこの曲に関わったわけはでないのに、
それでも、彼を通して知った音楽が
私の人生の、生活の、ある瞬間に
ふときらめくような時間を残してくれたこと。
まだ知らない音楽に、胸を躍らせてくれたこと。
嬉しい瞬間や悲しいときに、一緒に居てくれたこと。
今愛する音楽の、きっかけを作ってくれたこと。
そしてそれがたくさんの出会いや思い出をつむいでくれたこと。
ぜんぶありがとう。



最後のメールには
「やっぱりあなたのセンスがたまらなく好きです。
入っている曲が好きなものが多過ぎて、
何度クレジットを見直して曲名を暗記したかわかりません。
Stay HatinのPodcastも聴いてるから、続けてね。
またニューヨークに来てね。」と書いた。
いつも2日後に返事をくれるMatthew Africaのメールは
本人が読むことはなく、いつものように「ありがとう!」と
気さくな文体で戻ってくることも、もうない。


本当にありがとう。どうか、安らかに。

2012年9月6日木曜日

9月5日 雨




シニカルなジョークを言って
口も悪くて特徴的に笑うスコットは
きちんとした仕事してるのに思い切り遊んで、
頭が切れて、簡素なのにとてもおしゃれで、そしてものすごく良いDJだ。

スコットとの出会いはデトロイトの中でも忘れられない出来事のひとつ。
アンディーからすばらしいDJというのは前回の旅で聞かされていたけど
今回は毎日遊ぶ事ができて、頭に地響きをくらうようなインパクトを受けた。
スコットのかける音楽はディスコだしテクノだしロックだしサイケだし、
フォークでエレクトリックでディープ。
それなのに、飛び散らからずに筋がとおっていて
パワフルでハングリーではらわたをがしっと掴まれるような。
王道じゃなくてどこかが変。
パーフェクトではなく、埃ぽくてどこかがねじれている。
普通とは違う不思議で野性的な感覚。
あの狐につままれたような非現実的な感情になる音楽を
たくさんたくさん教えてもらった。
短い時間で色んな世界に連れてってもらった。
存在をインターネットから隠して
ただただ地元の深い場所で音楽をかけていて。
求められているものを提供する「ジュークボックス」DJではなく
その場の雰囲気を壊してでもスタイルを崩さない。
そしてそのスタイルはとんでもなくかっこいいから、
みんなは納得する。踊り始める。

みんなが帰った後ゆきこさんと3人で、
スモークとプラネタリウムよりもエレクトリックな光の中で、
“疲れる”という感覚もなしにずっと踊っていた。
あのときはそれが一番自然なことだった。
充分長いのにこのままずっと終わらないでほしいと思う音楽は、ある。
古い音楽が大好きなゆえに無意識に狭まっていた趣向の風向きが、
少しだけ変わったかもしれない。

好きなものを、とことん愛そう。
必要ないものにはそっぽを向こう。
止まらずに探し続けよう。
長い旅だ、おちついてゆっくりと。
怖がらずに前へ。